サウナハットを被る理由

サウナハット(サウナキャップ)とは熱から頭を守るための帽子です。サウナハットの効果とそのメカニズムを詳しく解説します。サウナ初心者の方やサウナをより効果的に楽しみたい方はぜひ参考にしてください!

最近は本場フィンランドでは当たり前のように着用するサウナハットが日本でも浸透し始めました!サウナに入ると数人はサウナハットを被っているほどです。しかし、サウナハットの効果を理由も含めて説明できるサウナ愛好家は少ないのではないでしょうか?サウナハットには以下の効果があります。(のぼせ防止効果、髪の毛を熱ダメージから守る効果、肌を熱ダメージから守る効果)サウナハットが如何にして頭を守っているのか詳しく解説していきます。

1つ目はシンプルで、濡れたサウナハットを被ることで頭部の温度上昇を抑え、のぼせ防止になります。一般的にサウナ室の温度は上段の方が下段より10度近く高くなります。なぜなら、熱い空気は上に溜まるからです。頭は座る位置より高いわけですから、より熱い空気にさらされているため頭部を濡れたタオルやサウナハットで守ることは重要です。また、サウナ室に長く入ることができれば整いやすくもなり、良いことづくし

重要なポイントは以下の2つです。(たんぱく質の変性による髪の毛の形状変化、濡れることによるキューティクルが開く状態)髪の毛の約80%はケラチンなどのたんぱく質でできています。たんぱく質には熱・強酸・強塩基・貴金属イオン・アルコール・圧力等の刺激によってたんぱく質分子の立体構造が変化して見た目が変わる変性という性質があります。目玉焼きを作るとき卵白が透明から白く色が変わりますがこれはたんぱく質でできた卵白が加熱されることによる熱変性です。他にも、肉料理や魚料理、チーズ、かまぼこなど多くの食べ物もたんぱく質の変性が関わっています。また、髪の毛が水に濡れるとうろこ状のキューティクルという外被が開き、キューティクル同士が引っ掛かり髪を傷付けます。さらに、キューティクルには髪の毛が蓄えた栄養や水分が失われるのを防ぐ機能があるため、髪が水に濡れた状態を放置すると栄養や水分が抜け髪の毛がパサパサになります。以上の2点から髪の毛とサウナは相性が最悪です。そこで登場するのがサウナハット、水に濡らして使用することで髪の毛の乾燥と直に熱を受けるのを防ぎます。

最後に

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